Newsお知らせ
Greetingご挨拶
わが国はこの半世紀激動の時代の中にあり、高度成長期の終焉そしてバブル経済後の不況期等を経て、社会的・経済的に大きな変化が続いてきました。又、近年はコロナウィルス感染症の影響もあり、保護者の収入の減少や家業の不振など深刻な経済的理由から、優秀な資質・能力をもちながらも修学が困難な学生が増加してまいりました。
弊財団は、長年、日本火災海上保険株式会社の社長をつとめられました故斉田髙三氏が「心身健全、学力優秀でありながら、経済的理由により修学困難な学生生徒に対し、奨学援護を行い、社会に有用な人材育成の活動を行いたい」というご意思に基づき、昭和30(1955)年に設立されたものであります。
創設以来、本年で2,981名あまりの青年が当会の奨学援護を受け、世に羽ばたいて参りました。今後も微力ながら青年に広く進学の機会をあたえ教育の普及・充実に寄与すべく力を尽くしてまいる所存ですので、一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
公益財団法人 春秋育英会
理事長 二宮 雅也
Business事業紹介
Founder創始者
明治29(1896)年神奈川県に生まれ、早稲田大学政経学部を卒業し、大正13(1924)年旧日本火災に入社、名古屋・神戸支店長、地方営業部長、大阪支店長を歴任、昭和19年10月新会社の取締役に就任、外国部長を委嘱され、昭和20年12月には常務取締役に就任、昭和22年2月15日社長に就任し、昭和32年2月15日退任。
社長在任10年間、初の生え抜き社長としてリーダーシップを発揮、社員の共感のもと業績を向上に努め、日本火災海上を業界3位まで押し上げた。その背景には現業部門一筋という経歴をもつ初の生え抜き社長に寄せる社員の共感、支援もあったと思われる。
(以上、日本火災海上保険株式会社百年史より)